
【たまごっちはバンダイを救ったメガヒット】
「たまごっち」とは1996年にバンダイから発売されたキーチェーンタイプの電子ゲームだ。
今、二十代の方は懐かしいという感じではないだろうか?
この「たまごっち」というのは、窮地に陥っていたバンダイを救った機種である。
実は1990年代に入ってからバンダイは不調が続いており、ナムコとの合併話が進んでいた時期だった。
おそらく吸収合併の色合いが強かったのではないかと私は思っている。
私がそう思ったのはこの「たまごっち」のメガヒット後にナムコとの合併話が解消されたからである。もし、対等か有利な条件であったら「たまごっち」のヒットに関わらず合併の話は進んでいたはずだ。
バンダイ・ナムコというゲーム業界を席巻するようなメーカーの誕生が見送られたことになるのだが、昨今の状況を考えればナムコとバンダイは別会社のままが良かったと言える。
そう「たまごっち」はバンダイの救世主だったのだ。
【初音ミクは世界を変えたコンテンツ】
そして初音ミクの方は世界を変えたと言ってもよい偉大なコンテンツだ。
そうヴァーチャルアイドルという概念を生み出したコンテンツである。
初音ミクは2007年にヤマハが開発した音声合成システム「VOCALOID」により、ソフトウェア音源により歌声を合成することができるというものだ。
この初音ミクが世界に与えた衝撃はすごいものであるのは否定できない。
この機械に「歌」を歌わせるというというコンセプトは様々な才能の開花を助けたのは間違いない。
初音ミクは機械音源ゆえに個性が「ない」のだ。だからこそ、作成者は自分の理想とする初音ミクを作り上げていく「楽しさ」の虜となって言ったと言えるのかもしれない。
その虜となったクリエイター達は金が稼げるからではなく純粋に「楽しい」という感情の赴くままに創作に没頭していきこのコンテンツを成長させて行ったのだ。
ちなみに私はクリエイターが金を稼ぐことに対してめちゃくちゃ肯定派である。創作者がその創作の対価に利益を求めるのは当然だ。それを否定することは創作を否定することに他ならないからだ。
話を戻そう。
初音ミクはアマチュアの作詞家、作曲家を大いに刺激し、その才能を開花させていき、世界の概念を変えるまでになったのだ。
【二つの偉大なコンテンツのコラボ】
「たまごっち」は一つの企業を救ったコンテンツ。
「初音ミク」は世界を変えたコンテンツ。
二つの偉大なコンテンツのコラボであるがメガヒットとまではいかないことだろう。
懐かしさに購入する人がいるだろうから、そこそこの収益に落ち着くことだろう。
それは今さらキーチェーンの電子ゲームをやり込もうとする人はほとんどいないからだ。これがスマホアプリであればもう少し、盛り上がることになるのだろうが、流石にキーチェーンではそれは望めない。
だが、このコラボを私としては評価しているつもりだ。私自身はどちらのコンテンツも触れることはなかったのだが、それでもこの二大コンテンツを否定することはできない。
個人的にはこのコラボで二代コンテンツに再び触れて新しい才能が開花してほしいと思っている。